MMSE(認知機能評価)の実施(さくら苑新館)

さくら苑新館の水流です。
さくら苑新館デイサービスでは認知症ケアの一環として脳活ドリル~つるツール~(脳トレをまとめたドリル)を11月より実施しており、早いもので3カ月が経ちました。

私たちの事業所では、認知症ケアの一部で脳活ドリルを実施している為、ただやみくもに脳トレをさせるわけではなく、MMSE(ミニメンタルステート検査)という認知機能の評価を事前・事後(3カ月毎)で行い、脳トレが本人達にとってどのような効果があったのか評価・検証しております。今月がその再評価の月になっております。

MMSE(ミニメンタルステート検査)とは、時間の見当識、場所の見当識、即時想起、注意と計算能力、短期記憶、言語的能力、図形的能力といった認知機能を評価する事が出来ます。

この3カ月間、計算、間違い探し、塗り絵を冊子にした脳活ドリルを実施してきましたが、利用者の皆さまにもドリルが定着しつつあり、当初とは比べ物にはならないぐらい集中され取り組まれています。
皆さんが取り組まれている様子はまるで塾で頑張っている学生のような雰囲気です。

MMSEの評価結果をまとめ、この3カ月間の成果をまたブログにて更新したいと思います。

※脳活ドリル ~つるツール~については以下をご参照ください。

脳活ドリル~つるツール~の実施(さくら苑新館)

写真はMMSEの評価時の様子と脳活ドリル実施時の様子です。

活動-絵手紙-(さくら苑新館)

さくら苑新館ショートステイの山本です。

ショートステイでは週に1回、リハビリの一環とし絵手紙教室を実施しています。絵手紙の効果については作業療法の効果~絵手紙教室~(さくら苑新館)をご参照ください。

先日、郵便ポストへ利用者の方と一緒に投函してきました。

絵手紙教室に参加された際、数名の利用者へ話を伺うと「いつもお世話になっている兄に送りたい」「コロナで今は会えないから」といった話を伺う事ができ、参加中は精力的に取り組んでおられました。そういった個人個人の思いもあり、郵便ポストへ投函された代表の利用者の方は、「気持ちが伝わればいいなぁ」とうれしそうな表情を浮かべていました。

特に今年は、コロナウイルスの流行もあり、年末年始は親族の方やお孫さんにも会えなかった利用者の方も多く、落ち込まれた方も多かったようです。

今後も絵手紙教室を実施し、ただ作成するのではなく、親族や親戚への気持ちを伝える1つのツールとして定期的に利用者の方と一緒に投函していきたいと思います。

「デイサービスに行こごたなか」(さくら苑新館)

さくら苑新館デイサービス相談員の冨満です。

今回のブログのタイトルを見て、何のことだろうと思った方も多くいらっしゃるかもしれません。
「デイービスに行こごたなか」は方言で、標準語に直すと「デイサービスに行きたくない」という意味になります。

さくら苑新館デイサービスの対象者は主に認知症の方や障がいが重度の方です。その中には、自宅で閉じこもりがちであり、外に出る事が嫌だと訴えられる利用者やデイに行きたくないと言われる利用者もいらっしゃいます。理由として様々ですが、よくあるケースとしては、

  1. なぜ自分があんなところにいかなくちゃいけないんだ
  2. 準備するのがよだきい
  3. 人が多いところにいきたくない  

自宅に閉じこもりがちになると社会性は保てず、交流機会も減る事から悪影響を及ぼします。また、自宅で介護される家族としても精神的・身体的負担は大きいものです。私たちとしても何とかして利用に繋げようと色々な工夫を実施しております。

送迎時の対応と工夫

準備に時間がかかる利用者や利用に拒否がある利用者は、送迎を個別便で対応しています。もし迎えに行った際に何も準備がされていなかったら一緒に準備を手伝ってあげたり、利用に拒否がある方に対しては、行かないと言われても、短時間での利用を勧めたり、別の日に利用を組み替えて対応するなど柔軟な対応に取り組んでいます。

また、その日はどうしても本人が行きたくないと言われれば、無理に連れて行こうとせず、関係構築の為に世間話などをする時間を設けるなどして、信頼関係やなじみの関係を築く事を優先しており、休んだとしても当日の夕方の送迎の合間に顔を見せに行くなど対応しております。

利用当初は行く事に拒否があった方も今では、定期利用に繋がっている方や、利用回数を増やして頂いている方もいらっしゃいます。

活動-書道-(さくら苑新館)

さくら苑新館ショートステイの山本です。

ショートステイでは毎日日替わりで集団レクリエーションとは別に個別レクリエーションを実施しています。昨年、夏に実施しました興味・関心チェックシートの結果をもとに、利用者それぞれの趣味嗜好に沿って様々な活動を取り入れております。

今回は書道教室について紹介します。レクリエーションに書道を行うメリットとして以下のような理由があります。

  • なじみのある書道に「安心感」
  • 書道独特の心地いい「緊張感」
  • 意識することで、体への「リハビリ作用」も期待できること

特に3つ目で挙げた点については・指先・脳・腕・肩回り・背筋等に効果があるそうです。確かに参加された皆さん、「さあ、書こう!」と気持ちが引き締まるのか自然と背筋も伸び姿勢よく書かれていました。

皆さん、よく集中されたのか、実施後は「だれたー」と言われながらもどこか満足感のある表情でした。

脳トレ-回想法での関わり-(さくら苑新館)

さくら苑新の水流です。
さくら苑新館デイサービスでは認知症ケアとして回想法を利用した個別の関わりやレクリエーションを実施しています。

回想法での関わりは、本人についての情報(昔の趣味や好きだった事、仕事等)を事前に集めておく必要があります。情報収集した内容を活用し本人との話題にしてそれを思い出し会話に繋げるからです。

今回は、回想法を用いた個別での関わりで、日中、傾眠がちであった利用者の発語や表情変化、反応等を引き出せた事例を紹介したいと思います。
本人との関わり(情報収集)の中で子供の頃に好きだった漫画本の事が話題に上がりました。

話題となった漫画のタイトルは「のらくろ」「日の丸旗の助」「冒険ダン吉」です。今年44歳になる私が聞いた事があるはずもなく、インターネットで検索したところ約80年前の漫画でした。

すかさず、印刷して本人に見て頂きました。普段は寡黙で傾眠がある方なのですが、懐かしそうな表情で手に取り、「これじゃ、これじゃ」「ようこげなっがあったな」等と言葉も多く喜ばれ、漫画本についての内容を笑顔で熱心に話してくださいました。
1人1人、小さい時の思い出や育った環境、働いていた環境など、人の歴史は違います。その為、関わり方も十人十色です。今後もこのような関りが出来るよう日頃の会話(情報収集)を大事にしていきたいと思います。

コロナ感染対策(さくら苑新館)

皆さま、新年明けましておめでとうございます。
さくら苑新館、リハビリの岩元です。

年末・年始にかけて全国的にもコロナウィルスが猛威をふるっております。宮崎県においても感染者が急増し、とうとう非常事態宣言が出されました。西諸管内でも感染者の報告が後を絶たず、身近な問題となっている状況です。

コロナウィルスは高齢者がかかると重症化しやすく、私共の事業所としても利用者の皆様が安全に利用出来る様に最善を尽くしております。今回は、現状実施している事業所内でのコロナウィルス感染症防止対策についてご紹介したいと思います。

施設内にウィルスを持ち込まない対策

  • 職員の出社前の検温、及び利用者の事前健康チェック(体温や風邪症状の有無など)
  • 施設内での面会中止(オンライン面会にて対応しています)
  • 職員の職場外での行動教育(感染予防対策の徹底・3密の回避など)

施設内でウィルスを広げない対策

  • 送迎時のマスク着用、常時換気の徹底
  • 利用時の定期的な施設内換気
  • 職員は1ケア1手洗いを基本とする
  • 利用者の手洗い、手指消毒の励行
  • 職員、利用者のマスク着用の徹底
  • 利用者の定期的な体温・健康チェック(3回/日)
  • ドアノブや手すり、テーブル等の施設設備の消毒(3回/日)
  • 密を避ける環境設定(席間隔を空ける、対面を極力避けるなど)

※原則として感染流行地域(県内外)の方との接触があった場合、職員・利用者ともに接触後2週間の出勤停止・利用制限を行い、様子を見る形をとっております。

 利用時はマスクの着用・席は離して対応しております

送迎は乗車前に体温チェック、マスクの着用をし、常時換気を行っております

今回の対策は以下のマニュアルを参考にしております。

  • 介護現場における感染対策の手引き~第1版~ 厚生労働省老健局
  • 介護職員のための感染対策マニュアル 厚生労働省老健局

リハスタッフによる身体機能評価の実施(さくら苑新館)

皆さま、こんにちは。さくら苑新館、リハビリの岩元です。

さくら苑新館ではリハビリスタッフ(理学療法士)による身体機能評価を定期的に実施しています。

評価項目としては、以下の通りです。

①握力 
②30秒椅子立ち上がりテスト 
③Functional Reach Test
④Timed Up & Go Test
⑤5m歩行テスト

これらの評価で筋力やバランス能力、歩行能力が測定出来、個人の転倒リスクなどを知る事が出来ます。

また、定期的に評価をする事でリハビリの効果の検証や身体機能の変化と日常生活動作の変化を関連付ける事も可能です。身体機能評価は、機能面や日常生活動作において改善すべき課題を明確にする為には非常に有効です。

(例:下肢筋力の向上に伴い、トイレ動作が自立した、バランス能力が低下している為、歩行に付き添いを要するなど)

利用者に毎回、評価の結果や課題に対する進捗を経過とともに説明していますが、利用者の皆さんも自分の頑張りが評価結果で目に見えてわかる為、リハビリへのモチベーションや生活意欲の向上にも繋がっています。

夜間帯のADL動作のモニタリングについて(さくら苑新館)

皆さん、こんにちは。さくら苑新館、看護師の木野です。

さくら苑新館ショートステイでは、夕方に申し送りも兼ねた検討会議を実施しています。
今回は検討会議で話し合われた一例についてご紹介したいと思います。

この方は退院直後であり、自宅生活の課題として「夜間帯の排泄が自立出来る」ことが挙げられています。

ご家族からの情報より、自宅生活では、「ポータブルトイレとトイレの併用をしていた」とあり、検討会議にてまずは、夜間帯のポータブルトイレの自立を目指し、モニタリングを開始しました。

モニタリングを行うにつれ、「夜間帯にトイレに行く事がある」と報告を受けるようになり、併用するとポータブルトイレに引っかかるなどの転倒リスクがある為、再度検討会議にて話し合い「ポータブルトイレを外す」方針を決めました。

現在は、歩行器にてトイレに行く動作のモニタリングを行っています。また、ご家族へも状況とリスクの説明を行い、自宅生活においてもポータブルトイレを設置しない方向で対応する運びとなりました。

ショートステイは、日中の動作だけではなく夜間帯の動作が確認出来る事が利点の1つとして挙げられます。

リハビリの観点から検討会議を通して、今後も自宅での生活が安全に継続して過ごせるよう努めていきます。

脳トレ-つるツール-(さくら苑新館)

皆さん、こんにちは。介護士の水流です。

さくら苑新館デイサービスでは、認知機能低下を防ぐためのドリル「脳活ドリル~つるツール~」を作成し、利用者に実施して頂いています。

つるツールは、わたくし水流が作ったツールという単純なネーミングです。

ドリルの中身は、脳の活性化に繋がると言われている「簡単な計算」、「間違い探し」、「塗り絵」です。また、ドリル以外でも認知機能低下防止の為の集団活動として「音読」や「デュアルタスク運動」を実施しています。

各項目の効果について以下をご参照下さい。

  1. 計算の効果について
  2. 間違い探しの効果について
  3. 塗り絵の効果について
  4. 音読の効果について
  5. デュアルタスク運動の効果について

ドリル開始前に実施した評価で、ドリルの中身は個人、個人違った内容になっています。例えば間違い探しは初級編、計算は中級編、塗り絵は初級編といったように評価した結果でその人に合ったドリルになっています。

集中してドリルを実施する方や集中力が続かず手を止める方、実施時の細かい声掛けが必要な方等様々ですが、「今日も色々あって楽しかった」と利用者から聞かれるので、今後も実行、評価をしていき少しでも認知機能の低下防止に繋がるよう取り組んでいきます。

写真はドリルの表紙と実施時の様子です

家事動作への働きかけ(さくら苑新館)

皆さま、こんにちは。さくら苑新館リハビリの岩元です。

今回は、ショートステイのリハビリとして取り組んでいる家庭内役割(家事動作)への働きかけについてご紹介したいと思います。

利用者の中には認知症や障害をもったとしても、自宅生活において家事動作を家庭内での役割として続けている方がいらっしゃり、それが本人にとっての健康維持や生きがいに繋がっているケースもあります。

ショートステイでは、そのような方が、今後も自宅生活において役割をもって生活が維持出来る様に利用中に皿洗いや洗濯物畳み、洗濯物干しを行える機会をリハビリとして設けています。

今回は家事動作を中心に紹介しましたが、家庭内役割といっても多種多様であり、庭の手入れやごみ出し、回覧板を近所に届けるなど人によって色々な役割を持っています。今まで出来ていた事が出来なくなると自信の喪失、活動量の低下を引き起こす可能性があり、高齢者にとって役割は非常に重要です。

家庭内役割が出来ている方はその動作が維持出来る様に反復練習を、再獲得したい方は実施方法や自宅での環境調整も含め検討し、また再開出来る様にリハビリを行っています。

皿洗い

洗濯物干し

洗濯物たたみ