皆さん、こんにちは。さくら苑新館、看護師の木野です。
さくら苑新館ショートステイでは、夕方に申し送りも兼ねた検討会議を実施しています。
今回は検討会議で話し合われた一例についてご紹介したいと思います。
この方は退院直後であり、自宅生活の課題として「夜間帯の排泄が自立出来る」ことが挙げられています。
ご家族からの情報より、自宅生活では、「ポータブルトイレとトイレの併用をしていた」とあり、検討会議にてまずは、夜間帯のポータブルトイレの自立を目指し、モニタリングを開始しました。
モニタリングを行うにつれ、「夜間帯にトイレに行く事がある」と報告を受けるようになり、併用するとポータブルトイレに引っかかるなどの転倒リスクがある為、再度検討会議にて話し合い「ポータブルトイレを外す」方針を決めました。
現在は、歩行器にてトイレに行く動作のモニタリングを行っています。また、ご家族へも状況とリスクの説明を行い、自宅生活においてもポータブルトイレを設置しない方向で対応する運びとなりました。
ショートステイは、日中の動作だけではなく夜間帯の動作が確認出来る事が利点の1つとして挙げられます。
リハビリの観点から検討会議を通して、今後も自宅での生活が安全に継続して過ごせるよう努めていきます。