さくら苑新館の水流です。
今回は認知症ケアプログラムとして行っている計算と音読を用いた認知トレーニング(学習療法)について紹介したいと思います。
「簡単な計算」や「音読」を行っている時、脳の中の前頭葉という部分が活動すると言われております。とある研究の中では、この学習療法を継続して行う事で認知機能検査の得点が向上したという報告もあります。
この学習療法のポイントは時間をかけて難しい計算や音読をするのではなく、簡単な問題を素早く解く方が脳が活性化すると言われています。例えば「2+5」「8-2」等の計算を早く解いたり、簡単な文章を出来るだけ早く読むといった事です。
また、実施する上で、ただただ黙々と行わせるのではなく、実施後の労いや褒める声かけを行い、コミュニケーションを取りながら実施するとより脳の活性化に繋がります。
当事業所では、個々の空いた時間で簡単な計算を促したり、レクリエーションの時間に利用者の皆さんと一緒に音読をする時間を設けたりして学習療法に取り組んでいます。


写真は簡単な計算を実施している様子です
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