さくら苑新館ショートステイの山本です。
ショートステイでは週に1回、アクティビィテ・リハビリの一環とし絵手紙教室を実施しています。
絵手紙作りのような作業活動は心身機能の維持・向上、認知症予防にも効果的です。絵や文字の位置を考える事、誰に送るか考える事、エピソードを思い浮かべる事は、それぞれ脳の違う部分を使う為、脳の活性化にも繋がります。
最初は皆さん「あたいは下手やっで」「手がかなわん」等言われる事も多く参加に至らないケースもありましたが、上手い下手は関係なくやってみることに意味がある(手指のリハビリにもなる)の言葉に今では少しずつ参加者も増えてきました。参加された皆さんは、「孫に送りたい」「東京の親戚に送りたい」など楽しそうに絵手紙作りに取り組んでいました。
先日、参加され、作成した絵手紙を実際にお孫さんへ送られた利用者の方から、「返信が届いた!」とうれしそうにご報告がありました。「また描きたい!」と本人にとって新たなやりがいが一つ増えたようです。今後は、作成してから郵便ポストへの投函までを生活リハビリとして実践していきたいです。
準備するもの
- 画仙紙はがき
- 水彩絵の具
- 筆ペン
- 水筆ペン
- パレット
リハビリ効果
身体面
- 動作遂行の為に、安定した座位姿勢を保持をする必要があり、自然と座位バランス能力の強化に繋がります。
- 絵を描くという細かな作業を行う事から、上肢(腕)や手指の機能強化に繋がります。
認知面
- 絵や文字の位置を考える事、誰に送るか考える事、エピソードを思い浮かべる事は、それぞれ脳の違う部分を使う為、脳の活性化に繋がります。
- 細かな作業は脳を活性化させると言われています。また、絵を描く際の模写や、塗る際の色の選択も認知機能に働きます。
- 絵手紙を投稿する事で人々や社会との繋がりの回復などを図る事が出来ます。
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