さくら苑新館デイサービス相談員の冨満です。
今回のブログのタイトルを見て、何のことだろうと思った方も多くいらっしゃるかもしれません。
「デイービスに行こごたなか」は方言で、標準語に直すと「デイサービスに行きたくない」という意味になります。
さくら苑新館デイサービスの対象者は主に認知症の方や障がいが重度の方です。その中には、自宅で閉じこもりがちであり、外に出る事が嫌だと訴えられる利用者やデイに行きたくないと言われる利用者もいらっしゃいます。理由として様々ですが、よくあるケースとしては、
- なぜ自分があんなところにいかなくちゃいけないんだ
- 準備するのがよだきい
- 人が多いところにいきたくない
自宅に閉じこもりがちになると社会性は保てず、交流機会も減る事から悪影響を及ぼします。また、自宅で介護される家族としても精神的・身体的負担は大きいものです。私たちとしても何とかして利用に繋げようと色々な工夫を実施しております。
送迎時の対応と工夫
準備に時間がかかる利用者や利用に拒否がある利用者は、送迎を個別便で対応しています。もし迎えに行った際に何も準備がされていなかったら一緒に準備を手伝ってあげたり、利用に拒否がある方に対しては、行かないと言われても、短時間での利用を勧めたり、別の日に利用を組み替えて対応するなど柔軟な対応に取り組んでいます。
また、その日はどうしても本人が行きたくないと言われれば、無理に連れて行こうとせず、関係構築の為に世間話などをする時間を設けるなどして、信頼関係やなじみの関係を築く事を優先しており、休んだとしても当日の夕方の送迎の合間に顔を見せに行くなど対応しております。
利用当初は行く事に拒否があった方も今では、定期利用に繋がっている方や、利用回数を増やして頂いている方もいらっしゃいます。