機能訓練のご紹介(さくら苑新館)

さくら苑新館、リハビリの岩元です。

今日はさくら苑新館で行っているリハビリの1つである、機能訓練についてご紹介したいと思います。

機能訓練は、日常生活動作の改善などの目標を達成する為に必要な筋力や関節可動域を強化・改善する為に行うものです。機能訓練の実施方法は、事業所によって様々ではあると思いますが、さくら苑新館では運動機器を使用した機能訓練を実施しております。

今回は、その中でも利用者の皆さんが主に取り組まれている機能訓練を3つ程、紹介したいと思います。訓練内容は以下、ご参照ください。

スリングエクササイズ

レッドコートと言われる運動機器を使用した機能訓練です。使用用途が多種多様にあり、腕や足、体幹など様々な部位の筋力強化や可動域訓練、バランス訓練等への応用など様々なアプローチが可能です。また、対象者の状態に合わせて負荷量の調整も可能です。

プーリー

椅子に腰かけた状態で、両手を交互に上げ下げする運動です。腕の関節可動域や筋力の維持・向上、血行改善に伴った痛みの緩和(肩こりなど)が図れます。

自転車エルゴメーター

椅子に腰かけた状態で自転車の様にペダルを漕ぐ運動機器です。時間や負荷量の設定が可能で、1人1人の状態に合わせて調節が出来ます。下肢筋力や持久力の改善が図れます。

今回は、さくら苑新館で行っている運動機器を使用した機能訓練についてご紹介しました。

運動はやっぱりきついものではありますが、利用されている皆さんは、自分の為だと思って一生懸命、機能訓練に取り組まれています。

そんな皆さんの自宅生活のサポートが今後も出来る様に、私自身も尽力していきたいと思います。

脳トレ-デュアルタスク運動-(さくら苑新館)

デュアルタスク運動とは

午前中の集団体操の時にデュアルタスク運動の実践を行っております。
デュアルタスク運動とは2つの動作を同時に行います。例えば、足踏みをしながらの腕の運動や左右の手で違う動きをするなど様々なバリエーションで実施しています。

始めた当初は利用者より「難しい」との声が聞かれていましたが、「間違っても大丈夫です。動かす事が大事なんですよ」と声掛けする事で、継続する事が出来ています。今となっては、成功や失敗に一喜一憂しながら活動中に笑顔が見られるようになっています。

認知症の方に対するケアや予防運動に関しては、様々な研究結果はありますが、現時点においてもこれをすれば大丈夫!といった明確な指針はなく手探りな部分はあります。

しかしながら、認知症の方が安心してデイサービスを利用できたり、自宅生活が不安なく過ごせるようにこれからも色々と勉強していきながら、実践し、効果のあるものは活動として取り入れていきたいと思います。

写真は、足踏みをしながらの腕を前に出したり引いたりの動作と足踏みをしながらグー、チョキ、パーをしている動作です

リハビリ効果

身体面

  • 座位または立位で行う事でバランス能力や体幹の筋力強化に繋がります                            
  • デュアルタスク運動では、手足の動きが入っているので、自然と腕や足の機能訓練、筋力訓練に繋がっています。

認知面

  • 2つの動作を同時に行う事は運動機能と思考機能を司る脳の中にある前頭葉を刺激し、脳血流を増加させる働きがあると言われています。認知症の方にとって脳血流を良くすることは脳の活動の活性化に繋がります。また、認知症予防や軽度認知障害の方の改善に効果があると言われています。

熱中症にご注意!(さくら苑新館)

こんにちは。相談員の平井です。
梅雨が明け、暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?このところ、熱中症のニュースをよく耳にしますね。

さくら苑新館では、この時期になりますと熱中症対策でショートステイを利用される方がいらっしゃいます。

加齢に伴って体内水分量は若い人と比べ少ないため、喉が渇いた事も気づきにくく脱水を起こしやすいです。
また、我慢強い方も多く、自宅にてクーラーをつけずに扇風機だけで過ごされている方も多くいらっしゃいます。

ご家族も心配され、さくら苑新館に避難的に利用される方もいらっしゃいます。さくら苑新館では、そういった方にも柔軟に対応しております。

また、これから台風等の災害が近づく季節となります。自宅生活において避難指示が出ても高齢者はなかなかすぐには動く事が出来ません。要介護の方であれば尚更です。そういった災害時に関しても迅速に対応いたしますので、お気軽にご相談下さい。

新たなアクティビティの実施(さくら苑新館)

さくら苑新館ショートステイの山本です。
今回は先日行った興味・関心チェックシートの実施についての報告となります。

新たに取り入れる活動

  • 外出活動
    • 買い物
    • お墓参り
    • 外食
    • 温泉(足湯を含む)
  • 屋内活動
    • 読書
    • 俳句(書道・習字を含む)
    • 映画鑑賞
    • 編み物
    • 華道
    • 絵手紙

現在、定期的な活動として調理活動、ドライブレク、菜園活動、創作活動を行っておりますが、興味・関心チェックシートにて調査を行った事で利用者1人1人のご希望(ニーズ)を知ることが出来ました。

さくら苑新館ショートステイはリハビリ特化型の施設として活動していますが、新たな活動を取り入れる事で日々のリハビリにも更に意欲的に取り組んでいけるのではないかと思います。

例えば、外食や温泉といった外出活動は次の機会にまた行けるようにリハビリを頑張ろう!といった意欲の向上に繋がります。

「心が動けば体が動く」

新たな活動に関しましては、利用者1人1人の活動計画表をもとに随時ブログでも掲載していこうと思います。外出活動に関しましては現在、コロナウイルス感染症の流行もありますので、外部の状況も考慮して計画していきたいと思います。

        

家族への介護指導(さくら苑新館)

リハビリの岩元です。
今回は、介護方法で困っている家族に対し、自宅訪問をした一例についてご紹介します。

家族の困りごとはベッドから車椅子への移乗でした。訪問時に家族がどういう風に移乗しているのか確認です。評価をしている中で気づいたのが、転倒させないようにと全ての動作に介助をしている現状でした。

自宅生活において、過介助になりやすいケースは少なくありません。ですが、その現状が続くと介護者の方が体を壊したり、介護疲れを感じるといった状況に陥りやすくなります。

家族への指導内容

  1. モーター付きベッドや多機能型車いすといった福祉用具の活用方法の指導
  2. 移乗方法の指導
  3. 本人の現能力で出来る部分、介助が必要となる部分の家族への周知

要介護認定を受け、介護が必要な方に関しては、もちろんその人本来の身体機能の向上を図り、介護量の軽減を図ることが大事になりますが、介護を行う家族のケア(介護がしやすい環境の調整、負担軽減の為の介護方法の指導など)も非常に重要です。

移乗の評価をしています

自宅訪問後は定期的にモニタリングを行っており、家族からは、「前より楽になった」とお声をいただきました。

調理活動-ずんだ餅-(さくら苑新館)

さくら苑新館の鬼川です。
本日は、さくら苑新館でずんだ餅作りをしました。

ずんだ餅とは、枝豆を茹でて潰し、砂糖を混ぜて、それを餅と合わせる餅菓子です。東北の郷土菓子として有名であまりこちらでは馴染みのないお菓子かもしれませんが、菜園活動にて枝豆を栽培していたことから、枝豆を使った調理レクとして今回、実施する事となりました。

さくら苑新館では、リハビリも兼ねて調理レクも実施しております。作業は利用者が主体となって実施してもらっています。

調理というのは、女性にとっては昔からやってきた事で、馴染みの動作です。意欲低下などで普段動かれない方とかも団子を一生懸命こねられたり、隣の人に話しかけるなど、反応が多く見られました。

また、男性にとっても1つの目標に対して作業を協力してやるといったところで熱心に取り組まれる方が多くいらっしゃいました。皆が楽しみながら、一生懸命取り組んでいる様子を見て、生活の中でのリハビリとして、調理レクは非常に有効だなと再確認した一日でした。

材料

  • 白玉粉
  • 絹ごし豆腐
  • 枝豆
  • 砂糖、塩

調理方法

白玉作り

  • 粒をなくし、白玉粉、豆腐に水を加えながら、耳たぶくらいの硬さになるまでこねる
  • こねた物を一口大に丸め、中央を指で押してくぼませ団子を作る
  • 鍋にお湯を沸かし、団子を入れ、浮き上がってきたら冷たい水に取る                                 

餡作り

  • 枝豆を沸騰したお湯でさっと茹で、ざるに上げ、さやと薄皮をむく
  • 熱いうちにミキサーで細かく刻む
  • 刻んだものに砂糖と塩を入れ、味を整える
  • 白玉に餡を絡ませ盛り付ける

リハビリ効果

身体面

  • 白玉をこねる、餡をまぜる、枝豆のさやや薄皮むきといった調理活動で行うあらゆる動作が上肢や手指の機能強化に繋がります。
  • 立って作業をする事で、姿勢保持に必要な筋力やバランス能力の強化が図れます。

認知面

  • 利用者同士・職員とコミュニケーションを取る機会となる為、自然と社会交流、参加に繋がります。
  • メニューや調理工程を考える、調理する等、調理で行う過程が脳の前頭前野を活性化させると言わています。

脳トレ-回想法-(さくら苑新館)

さくら苑新館の水流です。
さくら苑新館デイサービスでは、認知症の方に効果があると言われている回想法を取り入れたアクティビティを実施しております。

回想法とは?

「自分の過去の事を話す事で精神を安定させ、認知症の症状の緩和や進行の抑制にも期待できる心理療法」

回想法を実施する上では、過去を思い出すだけでなく、思い出した事を聞き手に「語る」ことが脳に大きな刺激を与えることになります。

さくら苑新館では、この要素をすごろくゲームに取り入れ、レクリエーションとして実施しています。利用者にさいころを振ってもらい、出た出目のマスに進んだ後、マスのテーマに沿った話をしてもらいます。すごろくのマスの中には、子供の頃の遊びやあだ名、よく歌っていた歌、若い時にやっていた仕事などの項目を入れています。

認知症の方は、最近の出来事を忘れやすかったとしても、自分の若い頃や幼い頃の記憶はしっかりと残っている事が多いとされています。

実際このレクリエーションを行い、利用者の方が過去の事を話す時はとても良い表情で話をされる事が多いです。周りの方に関しても、昔の話を聞きながら、共感される方がいらっしゃったり、一部の話題から盛り上がる事も見受けられます。

認知症の方は、常日頃から色々な不安感と戦いながら生きています。私たちは、介護士として認知症の方に寄り添い、不安感を取り除き、安心して過ごせるように日々工夫しながら業務に励んでいます。

興味・関心チェックシートの活用(さくら苑新館)

さくら苑新館ショートステイの山本です。

今回は興味・関心チェックシートについて紹介していきたいと思います。

興味・関心チェックシートとは、日常生活動作(ADL)や家事動作(IADL)、趣味、余暇活動、スポーツ、社会参加等の項目から、ご利用されている高齢者のニーズを把握する為の調査です。さくら苑新館でも、このチェックシートを用いて利用者のしたい事、出来る様になりたい事を調査しました。なぜこの取り組みを行ったかというと、リハビリが出来るショートステイとして利用者1人1人が出来る様になりたい事、してみたい事をサポート出来る様になりたいと思ったからです。

今回は24名の利用者の方の調査を行いました。結果、利用者がしてみたいと思った項目、上位3項目は1位「旅行・温泉」 2位「買い物」 3位「お茶・お花」でした。その他項目においても、上位に引けを取らない項目もいくつかありました。

利用者個人でも趣味や嗜好は様々ではありますが、今回のまとめた結果をもとに今後、活動にどう取り入れていくか検討していきたいと思います。「旅行・温泉」は難しい案ではありますが例えば「足湯が楽しめる場所へ行く」「少人数で温泉施設へ行く事が可能か?」等掘りさげる事も可能です。今回、高かった項目以外でも利用者の求める事であればリハビリテーションの一環として計画していき、利用者の方が満足していただけるよう努めていきたいと思います。

帰宅願望がある利用者への対応(さくら苑新館)

さくら苑新館の水流です。
さくら苑新館デイサービスは中重度者を中心に受け入れている事業所で認知症の方への対応にも力を入れています。
今回は、認知症の方の症状としてよく現れる「帰宅願望」について、事業所としてどう取り組んでいるのか、ご紹介したいと思います。
事業所としては、帰宅願望がある利用者には主に2つの取り組みを行っております。
①帰宅願望を未然に防ぐ取り組み
②帰宅願望が出た際の取り組み

①に関しては、簡単に言えば時間を忘れさせる取り組みです。いつの間にか帰る時間が来てしまったと思えるくらい楽しく過ごせるように夕方の時間は集中してレクリエーションや作業活動等を促せるように工夫しています。
②に関しては、本人の不安感を取り除くことが一番大事ですので。原因をしっかりと探り、本人の話を傾聴出来る様にマンツーマンで対応しています。

①、②に関しても、恐らく何処の事業所でも行っている当たり前の対応かもしれません。しかしながら、さくら苑新館デイサービスでは、この当たり前の事の質を高める為、なじみの関係の構築、対象者の過去(人生・生き方)を知るというところに力をいれています。

これは認知症の方の対応をする上ですごく重要です。なじみの関係を構築する事で、本人にとってはここには頼れる人がいると安心感に繋がります。対象者の過去の情報収集を行う事で、色々な周辺症状が起こったとしても傾聴時にその話題に同調して対応する事が出来、不安感の解消にも繋がります。

現在、利用されている方も利用当初は帰宅願望等みられている方もいらっしゃいましたが、取り組みによって、現在は落ち着いて過ごされている方がほとんどです。
今後もなじみの関係の構築や、利用者1人1人のこれまでの人生の情報収集を行っていき利用者にとって自宅と同じくらい居心地の良い事業所を目指して頑張っていきたいと思います。

写真は夕方の帰宅願望を未然に防ぐレクリエーションの様子です

7月誕生会(さくら苑新館)

さくら苑新館の鬼川です。
7月17日にデイサービスとショートステイの合同誕生会が行われました。

コロナ禍のため慰問のない、職員の手作り誕生会となりました。誕生月の利用者に誕生カードを贈呈し、その後レクリエーションの始まりです。

今回は玉入れ!(^^)! 職員がカゴを腰に掛けて動き回りその中にみんなで作った新聞紙のボールを投げるというレクレーションです。大きいカゴの横に小カゴを付けて、そこにボールが入ったら点数5倍という設定にしてしたところ、いつもは表情乏しい利用者もここぞとばかりに真剣な表情になり笑顔も多く見られました。

玉入れは単純なレクレーションですが、ボールを握り手を動かすことでリハビリにもつながっています。皆さんの大きな笑い声も響き渡り、終始笑顔溢れた誕生会でした。

来月は、どのようなレクレーションをやろうか企画するのも楽しみになってます(^^♪