さくら苑新館の鬼川です。
本日は、さくら苑新館でずんだ餅作りをしました。
ずんだ餅とは、枝豆を茹でて潰し、砂糖を混ぜて、それを餅と合わせる餅菓子です。東北の郷土菓子として有名であまりこちらでは馴染みのないお菓子かもしれませんが、菜園活動にて枝豆を栽培していたことから、枝豆を使った調理レクとして今回、実施する事となりました。
さくら苑新館では、リハビリも兼ねて調理レクも実施しております。作業は利用者が主体となって実施してもらっています。
調理というのは、女性にとっては昔からやってきた事で、馴染みの動作です。意欲低下などで普段動かれない方とかも団子を一生懸命こねられたり、隣の人に話しかけるなど、反応が多く見られました。
また、男性にとっても1つの目標に対して作業を協力してやるといったところで熱心に取り組まれる方が多くいらっしゃいました。皆が楽しみながら、一生懸命取り組んでいる様子を見て、生活の中でのリハビリとして、調理レクは非常に有効だなと再確認した一日でした。
材料
- 白玉粉
- 絹ごし豆腐
- 枝豆
- 砂糖、塩
調理方法
白玉作り
- 粒をなくし、白玉粉、豆腐に水を加えながら、耳たぶくらいの硬さになるまでこねる
- こねた物を一口大に丸め、中央を指で押してくぼませ団子を作る
- 鍋にお湯を沸かし、団子を入れ、浮き上がってきたら冷たい水に取る
餡作り
- 枝豆を沸騰したお湯でさっと茹で、ざるに上げ、さやと薄皮をむく
- 熱いうちにミキサーで細かく刻む
- 刻んだものに砂糖と塩を入れ、味を整える
- 白玉に餡を絡ませ盛り付ける
リハビリ効果
身体面
- 白玉をこねる、餡をまぜる、枝豆のさやや薄皮むきといった調理活動で行うあらゆる動作が上肢や手指の機能強化に繋がります。
- 立って作業をする事で、姿勢保持に必要な筋力やバランス能力の強化が図れます。
認知面
- 利用者同士・職員とコミュニケーションを取る機会となる為、自然と社会交流、参加に繋がります。
- メニューや調理工程を考える、調理する等、調理で行う過程が脳の前頭前野を活性化させると言わています。