さくら苑新館デイサービスの水流です。
アクティビティ(活動)は、体を使ったり、頭を働かせたりする事で、結果的に身体的なリハビリに繋がったり、認知症予防に繋がります。また、他の利用者との交流を通じて人との触れ合いや同じ時間を共有する事にも繋がります。
私達の事業所は認知症の症状や障がいが重度の方など様々な方が利用されています。そんな中でも皆さんが同じように楽しんで活動に参加出来る様に工夫を行っています。
今回紹介する活動は、バッティンゲームグです!
実施中は高得点を取ろうと力いっぱいにバットを振り、空振りする方もいらっしゃいました。その時は「あれ?」と首をかしげながら照れくさそうに笑ってらっしゃいました。中には若い頃にソフトボールをされていた方がおられ、高得点に繋がるバッティングで他利用者からの歓声が沸き上がりました。
方法
- 支柱に乗せたボールを点数を記入した画用紙をめがけてバットで5回打つ
- 遠くに飛んだ方が得点が高い。打つボールはでこぼこしたボールなので、転がり方が不規則。力が強くても遠くに飛ばない様にしている。
- 立位が保持出来る方は立って、とれない方は座位で実施。空振りをしても回数には入れない
- 5回の得点の合計を皆で計算。1番高い方が優勝
準備する物
- バット
- ボール
- ボールを乗せる土台
- 点数を書いたターゲット
リハビリ効果
身体面
- バットを振るという複合的な動作で立位バランス・座位バランスの強化が図れる
- 狙った物(ボール)にバットを当てるという運動の協調性の強化が図れる
- 腕を振る、体を捻る、足で踏ん張るといった動作が全身運動に繋がる
認知面
- 狙ったところにボールを打つという空間把握能力への効果がある
- 得点を計算をする事で脳を活性化させる
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