飲み込みの方法④

今回の運動は回旋嚥下についてです。回旋嚥下は「飲み込みの代償方法」の一つです。左右どちらかを向いてから飲み込むことで、喉の片方側に食べ物が通りやすくなります。

私たちSTはこんな方々に指導しています。

  • 脳梗塞などの影響で、喉の片側に麻痺がある。
  • 咽頭がんなどの摘出で、形状に左右差がある。
  • 何らかの原因で飲みこみに左右差がある。

左に回旋し飲み込むと食べ物は喉の右側を通ります。右に回旋し飲み込むと食べ物は喉の左側を通ります。向いた方向の喉が狭くなるので反対側を食べ物が通りやすくなります。そのため、麻痺側や上手く飲めない方に回旋し飲み込むという方法です。

画像引用:リハツバメ(https://zaitaku-st.com/)

参考にしてみてください。

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