さくら苑新館ショートステイの山本です。
今回は午後から行っている運動系のアクティビティ(活動)の中から風船バレーについてご紹介したいと思います。
風船バレーボールとも言われ、バレーボール用のボールの代わりに膨らましたゴム風船を使い、複数人がボールを地面に落とさないよう手や腕で打ち上げる球技であり遊技でもあります。風船が落ちるまでの目標数を設定し、皆さんで数を数えながら行ったり、ネットを張り2チーム制で試合を行ったりとバリエーションも多彩です。又、準備物も少ない為、簡単に行える事もメリットです。
身体機能向上、上肢可動域の向上はもちろんのこと、利用者同士で協力し合いながら行うのでコミュニケーションの促進にも繋がります。終了後は、皆さん口をそろえて「楽しかった」と言われるほど楽しみながら行うリハビリの一つとなっています。
準備する物
- ゴム風船、ネット(2チーム試合形式)、得点版(2チーム試合形式)
風船バレーの手順
目標数形式
- 円形に椅子を並べ座っていただく
- 目標達成数を決める
- 皆で数を数えながら落とさないように打ち合う
プラスαの要素(要チェック!)
- 開始前に好きな食べ物や野菜の名前、行ってみたいところ等お題を出し、風船を打つ際に答えていく方法もあり、頭を使いながら運動も兼ねる実践もあります
2チーム試合形式
- じゃんけんをして先攻と後攻を決めます。先攻チームから相手の陣地に風船を打ちます
- 自分の陣地に風船が来たら、打ち返します。自分の陣地内なら、何度風船に触っても構いません
- 打ち返せず、風船が落ちてしまったら相手チームに得点が入ります
- 制限時間内に得点を多く獲得したチームが勝ちになります



リハビリ効果
- 風船を打ち返す事で上肢の機能訓練に繋がります。
- 風船に狙いを定めて腕を上げる、風船の打つ方向や力をコントロールする事で筋肉の協調性の強化に繋がります。
- 座った状態で腕や体を動かす事で、座位バランス能力の強化に繋がります。
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