さくら苑新館ショートステイの山本です。
今回は一日のタイムスケジュールの中にある3つの体操のうちの一つ、タオル体操についてご紹介します。
タオル体操とは、自宅でも準備できるタオルやバスタオルを活用した体操の事です。力の弱い高齢者でも目的の筋肉を簡単に「ストレッチ」する事が出来ます。
さくら苑新館では、棒体操との組み合わせで11時より約15分ずつ実施しています。特に、ご自宅での実生活でもその効果が発揮できるよう、洗身や排泄動作、又は洗濯動作を取り入れたストレッチも実施しています。利用者の方からは、毎日の成果を実感されている方も多く、「少しずつ手が挙がるようになった」「足先まで手が届くが」等と喜びの声も聞かれるようになりました。
準備する物
- タオル(短いタオル・長いタオルを対象者によって使い分ける)
タオル体操の手順
準備体操
- タオルを持って腕の曲げ伸ばし 10回
- タオルを持って腕を膝から頭の上まで上げる 10回
- タオルを頭の上で持ち、体を側屈させる 左右10回
- タオルを胸の前で持ち、体を回旋させる 左右10回


洗身動作・排泄動作の練習(訓練)
- 体・両腕・両足を洗う動作 各5回
- 背中を洗う動作(難しい方は首にかけてごしごし) 左右5回
- お尻を洗う動作 左右5回


洗濯動作の練習(訓練)
- タオルを広げ、胸の前で伸ばす 5回
- タオルをたたむ、ロール(おしぼり)を作る


筋肉の協調性運動
- 丸めたタオルを両手で頭上に放り、キャッチ
- タオルを右手で放り、左手でキャッチ
- タオルで職員とキャッチボール


最後にタオルを床に敷き、靴・靴下を脱いで足指の体操
- タオルギャザー 3回


リハビリ効果
- 腕や手足の指、上半身の柔軟性や筋力強化、機能強化に繋がります
- 日常生活動作(お風呂の時の洗身・洗濯動作など)の模倣動作にて実際の動作の実用性向上に繋がります。
- 協調性の強化をする事で空間把握能力や力の強さをコントロールする機能が鍛えられます。
- 足指を鍛える事で立位バランス能力の向上に繋がります。
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