こんにちは、さくら苑新館相談員の平井です。
朝、晩がだいぶ寒くなってきましたが、皆さん体調にお変わりないでしょうか。
先日、菜園活動で収穫した「からいも」を使ってがね作りを実施しました。がねは鹿児島の郷土料理で揚げた姿が「かに(鹿児島弁でがね)」に似ている事から、このように呼ばれるようになったそうです。
鹿児島の郷土料理ではありますが、こちらの地域でも食べる機会は多く、利用者の皆さんも「昔はよう作っちょった」など色々な話をされていました。
そんな昔話を交えながら、さぁ調理レクのスタートです。
調理レクもリハビリの一環ですので利用者主体で行い、職員はサポート役に回ります。
参加した利用者の中で役割分担を行い、野菜を切る、混ぜる動作などを皆さんで実施してもらいました。昔は地区活動などで皆で集まって調理する機会も多かった事から、普段意欲が低く活動に消極的な利用者も、この機会に限っては普段見られない表情が見られたり、意欲的に楽しみながらされている様子が見受けられました。
調理レクは毎月1回程度実施しております。また来月も利用者の希望を聞きながら、調理活動を開催します。
材料
- さつまいも
- かぼちゃ
- 人参
- 玉ねぎ
- ホットケーキミックス粉
- 小麦粉
- 卵
- 調味料(砂糖、塩、サラダ油)
調理方法
- 野菜を全て5~7㎝程度の短冊切りにする
- 油鍋にサラダ油を入れて火をつける
- 小麦粉200g、ホットケーキミックス粉300g、砂糖50g、卵2個、塩ひとつまみ、水350㏄を混ぜる
- 混ぜたものに切った野菜を入れる
- 油鍋で適量ずつ揚げていく


リハビリ効果
身体面
- 具材をまぜる、こねる、包丁で切るなど調理活動で行うあらゆる動作が上肢や手指の機能強化に繋がります。
- 立って作業をする事で、姿勢保持に必要な筋力やバランス能力の強化が図れます。
認知面
- 利用者同士・職員とコミュニケーションを取る機会となる為、自然と社会交流、参加に繋がります。
- メニューや調理工程を考える、調理する等、調理で行う過程が脳の前頭前野を活性化させると言わています。