皆さん、こんにちは。さくら苑新館、リハビリの岩元です。
本日は、リハビリ目的で退院直後からショートステイを利用されるケースについてお話したいと思います。
退院直後というのは、また以前の様に生活できるか家族や本人が不安に思うケースは少なくありません。入院理由にもよりますが、治療により病状は安定したとしても入院中に安静を強いられている場合は、体力や筋力が落ちてしまい、以前と比べ歩行状態などが悪くなっている可能性があります。
ショートステイでは、そういった方を退院直後から短期集中的にリハビリし、自宅での課題解決を行いスムーズに自宅復帰出来る様に取り組んでいます。現在、この用途でショートステイを利用されているケースを簡単に紹介したい思います。
この方は自宅内で転倒し、胸椎の圧迫骨折を受傷した方です。退院直後は骨折による安静期間もあり、以前のレベルとすると体力、筋力の低下や歩行時のふらつきが見られていました。
自宅生活における課題として以下の2点が挙げられました。
①自宅内を杖で移動出来る
②夜間帯の排泄を自己にて安全に行えるようになる
現在、杖歩行が出来る様になる為、杖での歩行練習や下肢の筋力訓練を実施しています。また夜間帯の排泄動作の評価を行い、実際に自宅で実施するであろう環境を居室内で模擬的に再現し反復練習を実施しています。
退院して1週間であり、経過としてはまだ途中段階ですが、少しづつ歩行や排泄動作も安定してきており、改善が見られてきています。