皆さんこんにちは。さくら苑新館リハビリの岩元です。
ショートステイでのリハビリを紹介します。
リハビリでは、ADLはもちろんの事、IADLにもアプローチを行っています。今回紹介する利用者は、脳卒中により軽度麻痺が残存しているものの、自宅内でのADLは自立されている方です。
以前は自宅内で転倒等ありましたが、現在は転倒なく過ごす事が出来ており、次のリハビリの目標をIADL(買い物)に着目して立案しました。具体的な目標は以下の通りです。
- 短期目標:家族と一緒に買い物に行くことが出来る
- 長期目標:公共交通機関を利用して1人で買い物に行くことが出来る
IADLのアプローチは、現場を想定した施設内でのアプローチ(300m程度の連続歩行や買い物計画を立てるなど)と現場での実練習(利用者が良く行ってたスーパーでの買い物)の2つを実施しています。
この中でも実練習は現状の課題を明確にでき、課題解決にむけて施設内でのリハビリをどうしていくべきか一緒に考える良い機会になっています。
まだまだ、実際に自ら買い物に行けるまでは時間がかかるかもしれませんが、本人のモチベーションも高く、意欲的に取り組まれているので、小さな成功体験からコツコツと取り組んでいきたいと思います。
写真は施設での屋外歩行練習・実練習の風景です。