さくら苑新館の協力医院としてグループ内の丹医院があります。
体調が急変した時などは、「かかりつけ医」に相談しますが、緊急を要し、生命に関わると看護師が判断した際は、一次救命処置として、丹医院に応援要請の体制を取っています。(急変時:心肺停止や意識消失等)
丹医院は、新館の近くにあるため応援要請の際は医師が直ぐに駆けつける事ができます。
かかりつけ医が受診出来ない、病床が無いなどの場合は、受入先として24時間体制の連携を取っています。入院にて経過を見る事もできます。病状によっては、専門病院へ搬送の対応を行います。その際は、相談員や職員より、家族、かかりつけ医、担当ケアーマネージャーへ報告を行います。
急変時に備えて
公佑会では、急変時に備えて「救命処置」心臓マッサージの胸骨圧迫、人工呼吸(アンビューバック)、AEDの使い方の研修を行なってます。
急変時に利用する医療機器
自動体外式除細動器(AED)
心停止(心室細動)になると、全身に血液が送り出せない状態です。そのままの状態が続くと、やがて死に至ります。できるだけ早く心臓にショックを与え心臓の震えを取り除く事、除細動が必要になります。心室細動に対する治療を行えるのがAEDです。
酸素ボンベ
SpO2(経皮的動脈酸素飽和度)が低下した場合に使用します。低酸素状態になると、身体の隅々に酸素が送られなくなります。そうなると、脳や臓器がダメージを受けてしまいます。急に酸素を多く流しても、身体に悪影響を及ぼす為、医師の指示が必要となります。
吸引器
呼吸の妨げになる物(痰や食物残渣)を取り除く時に使用します。気道の開放を改善し呼吸量を増やし、呼吸困難感を軽減します。
ネブライザー
一般的には、喘息や気管支炎、副鼻腔炎などの治療に使用されますが、新館では、水分を噴霧して、口や鼻から吸入し気管に張り付いている痰を取れやすくする為に使用します。
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