冬至の朝、利用者の皆さまの会話の中で
「今日は冬至だね…」
そんな季節を感じる一言が聞こえてきました。
会話に入ると、
「久しぶりにゆず風呂に入ってみてーなぁ…」と、懐かしそうに話される利用者様の声が。
その瞬間、さくら苑の苑庭にゆずの木があったことを思い出し、すぐに枝切りばさみと脚立を手に苑庭へ。
立派に実ったゆずを、ひとつ、またひとつと収穫し、この日は10個ほどのゆずを取ることができました。
収穫したゆずは、そのままお風呂へ。
利用者様の入浴が始まると、
「いい匂いだぁ」
「やっぱりゆず風呂は気持ちがいいね」
と、浴室いっぱいに笑顔と嬉しい声が広がりました。
季節を感じる香りや、昔を思い出すひとときは、心と体をゆっくりと温めてくれます。
これからも、日々の何気ない会話を大切にしながら、
その時その時の「やりたい」「懐かしい」を形にできるケアを大切にしていきたいと思います。

