活動-棒体操-

リハビリの岩元です。

さくら苑新館では、一日のタイムスケジュールの中に3つの体操を活動として取り入れております。今回はその中の棒体操について紹介します。

棒体操はその名の通り、棒(サランラップの芯など)を使った体操です。主に腕や体幹の柔軟、機能訓練を目的に実施しています。10分程度の時間で行えます。最初はきついとおっしゃてた利用者もいましたが、定着した今では、棒を渡されると慣れた手つきで卒なくこなされています。

準備する物

  • 棒2本(サランラップの芯など、握りやすく丈夫なもの)

棒体操の手順

  1. 椅子に座った状態で棒を両手で持ち、背筋を伸ばした状態で実施します。
  2. 上半身を横に傾けたり、捻るなどして体の柔軟を行います。
  3. 棒を持ち上げたり、振ったりして肩の運動を行います。
  4. 棒を持った状態で肘の曲げ伸ばしなどの肘の運動を行います。
  5. 棒を持った状態で手首の曲げ伸ばし、捻る運動を行います。
  6. 剣道の「面」「胴」の打ち込みを各10回行います。
  7. 棒を2本持ち、337拍子のリズムで棒を叩く運動を行います
  8. 終了後は深呼吸を行い、息を整えます                                            

リハビリ効果

  • 棒を使った体幹の運動、ストレッチにより、柔軟性・機能性の向上を図れます。
  • 座位で複雑な動作を行う事もあり、座位バランスの強化が図れます。
  • 棒を持った状態での運動により、上肢や手指の筋力・機能強化が図れます。