活動-スカットボール-(さくら苑新館)

さくら苑新館ショートステイの山本です。
今回は午後から行っている運動系のアクティビティ(活動)の一つであるスカットボールについて紹介したいと思います。

ゲームの内容は専用のマットの上にスカット台と呼ばれる点数版を乗せ、ボールをスティックで打ち、得点穴に入れて点数を競うゲームです。様々なアクティビティの中でも特に利用者の方から評判の良い活動の一つとなっています。

実施中は皆さん、いつも以上に背筋を伸ばし打っておられ、応援中の方も「頑張れー!」と大きな声で声援を送っています。又、普段は車椅子の利用者の方でも「ちゃんと立って打ちたい」と言われる事もあり、楽しみながらリハビリを行うきっかけにもなっています。屋内で行えるアクティビティなので天候を気にすることなく毎週実施しています。

方法

  1. 競技は、チーム対抗形式で1チーム1名~5名の競技者によって行う
  2. 競技前に代表者のジャンケンによって先攻を決める
  3. 先攻は赤球、後攻は白球を使用する
  4. 競技者は1人5個の球を持ちスタートラインに立って、スティックでスカット台の穴に向かってボールを打ち入れる
  5. 赤球5個、白球5個交互に行い、スカット台の得点の合計を記録する

※個人戦の場合は1人10球を打ち入れ、合計点を競う

勝敗の決定

10人終わった時点で赤、白の合計点の多いチームが勝ちとする。同点の場合、各チームの代表者1名により決定戦を行う

準備する物

  • スティック、ボール(赤白各5個)、スカット台(角度調整付き)、マット(90㎝×5m)

リハビリ効果

身体面

  • 狙いを定めてスティックでボールを打つという複合動作で立位バランス・座位バランスの強化が図れる
  • 狙った物(ボール)にスティックを当てるという運動の協調性の強化が図れる
  • 腕を振る、体を捻る、足で踏ん張るといった動作が全身運動に繋がる

認知面

  • 狙ったところにボールを打つという空間把握能力への効果がある
  • 得点を計算する事で脳を活性化させる
  • チームとの交流によって会話も弾み、社会参加に繋がる

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