さくら苑新館ショートステイの山本です。
当苑ではえびの市を中心に小林市、高原町の居宅からも利用者を受け入れております。
現在も数名の小林在住の方がご利用されておりますが、皆さん初めてのご利用時によく言われる事が「近所の人がおらんで心配」等です。
もちろん利用されている方の多くはご近所の方や昔からのお知り合いの方もいらっしゃいます。それぞれ、リハビリの間やレクリエーション、余暇時間の間に和気あいあいと話しておられますが、私達は特に新規利用者の方に対しては、なじみの関係の構築を大事にし、その方が楽しく、安心して過ごせる環境作りに努めております。
今回、ブログで挙げる利用者の方も当初は「知り合いがおらんなあ」と心配されていました。
そこで、本人が以前より活動してこられた「語り部」という機会を設ける事で他利用者との昔話等話す機会が増える、又は本人の意欲向上にも繋がるのではないかと考えました。本人も最初は遠慮されておりましたが、実施中は、長崎での被爆体験を熱心に語っており、聞いている皆さんも頷かれたり、涙を流される方もおりました。実施後は利用者の方々、昔話でたくさん話されておりました。本人も「今回は資料がなかったから今度はもっと話したい」と意欲的である為、今後も定期的な場として提供していき、過ごしやすい環境やなじみの関係の構築に努めていきたいと思います。


