嚥下機能低下者に対する対応(さくら苑新館)

さくら苑新館、看護師の木野です。

さくら苑新館ショートステイは身体面の機能訓練やリハビリを日々提供していますが、嚥下機能においても、リハビリが出来る様に取り組んでいます。

高齢者は加齢に伴って飲み込む力が弱くなり、誤嚥しやすいです。その為、全利用者を対象に毎食前に必ず嚥下体操を実施しています。

また、法人内に言語聴覚士という嚥下面の評価が出来るリハビリスタッフが在籍していますので、嚥下機能が低下した方は、以下の対応を行っています。

①嚥下状態に応じた、食事形態や水分摂取方法(とろみ剤の使用)の検討

②嚥下機能訓練(自主訓練など)の指導

写真は言語聴覚士が嚥下機能を評価している所です。

嚥下機能が悪くなると、食事や水分がはいりづらくなり、栄養不良や脱水を引き起こす可能性や誤嚥による肺炎のリスクも高くなってしまいます。

誤嚥による肺炎は日本人の死因の第7位であり、70歳以上の肺炎患者の約7割が誤嚥による肺炎とも言われ、高齢者にとっては身近な病気です。

専門職による評価で、利用者1人1人が最大限の能力で安全かつ楽しみを持って食事が出来る様に取り組んでいます。