さくら苑新館の水流です。
菜園の水菜が収穫出来たので水菜の漬物を作りました。
調理活動が始まると、普段自ら動かない利用者が自ら進んで水菜を手に取り、根をとる作業や塩もみをする姿があり、慣れ親しんだ活動には気持ちを動かし、体を動かす事に繋がるのだと再度実感しました。
また、漬物作りで満足されるか不安でしたが、「久しぶりに漬物を作った」「うまかった」「楽しかったでまたすっがね」と聞かれ安心しました。
活動意欲の低下がある方、皆が皆、調理活動を進んでするわけではありませんが、反応が良かった利用者に対しては、調理活動を通して心を動かし、進んで楽しく活動出来るよう、今後も実施していきたいと思います。
また、他の活動においてもバリエーションを増やして、利用者1人1人にとって意欲的に出来る活動を調査していき、心を動かせるよう取り組んでいきたいと思います。
リハビリ効果
身体面
- 包丁で切る、塩もみするといった調理活動で行うあらゆる動作が上肢や手指の機能強化に繋がります。
- 座位、立位での作業ともに、姿勢保持に必要な筋力やバランス能力の強化が図れます。
認知面
- 利用者同士・職員とコミュニケーションを取る機会となる為、自然と社会交流、参加に繋がります。
- メニューや調理工程を考える、調理する等、調理で行う過程が脳の前頭前野を活性化させると言わています。